2019年も、ありがとうございました。
2019年もあと残り少しとなりました。
みなさまには、今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。
2月に大阪は淡路に引っ越し、4月より大阪大学での勤務となり、公私ともに変化のあった1年となりました。いろいろな方との出会いもありました。ありがたいことです。
まだまだできてないことがたくさんあるので、来年以降、少しずつやっていきたいと思います。
年末年始は、読まないといけない文章がいろいろあるのですが、年末はすっかり休んでしまったので(ついつい、ひきこもり癖が発動)、いま少し読んでおります。
みなさん、よいお年をお迎えください
バーというサードプレイス ~2019年の変化~
2019年ももうすぐ終わりになりました。公私ともに大きな変化のあった1年ですが、公は年度代わりに書くとして、年末は生活面について少し。
2月に大阪の淡路に引っ越して、生活もいくらか変わったわけですが、大きな変化の1つとして、近所でよくいくバーが2軒できました。京都に住んでいたときも、バーにはちょくちょく行ったりしていたのですが、こちらではお店の方やお客さんともお話する機会ができました。
仕事をしていると、どうしても同業者とのコミュニケーションが増えますし、実家から離れて独身で子どもがいないと、地元や家族ぐるみのつきあいなどもないので、どうしても偏りがでてきます。そういう面でも、いろいろな職業、年齢の方とお話できるのはありがたいな、と思います。
Bar Zumonは、引っ越した直後くらいに知り合いと淡路と飲んでいた際に検索して見つけたお店。ウイスキーがメインのお店で、マスターにウイスキーのことを教えてもらったり、飲食店の話、最近のニュース、それぞれの仕事の話など、多様な話題で話ができていつも楽しんでいます。今年の流行語は「エリートの敗北」ですかね(笑)。結局、まだブログに書いてないけど。お客さんとの会話もいろいろ楽しいです。飲み会帰りの遅めに寄ることが多いです。
SAKE WORKS GAKUは、上新庄のバーに行ったときに「下新庄にいいお店あるよ」と教えてもらって、行くようになりました。1回目のときから、常連さんに話しかけられて、びっくりしましたが、地元の方が多くて、週5とかで通ってる方もいて、いつ行っているなぁ、という感じ。地元に愛されている、楽しい雰囲気のお店です。ご飯も美味しいので、下新庄駅の近くにはごはん屋さんはあまりないこともあり、吹田帰りのときによく行ってます。
”サードプレイス”という言葉がありまして、自宅とも職場とも異なるコミュニティで、自分らしい時間を過ごすことができる第三の居場所、というものです。オルデンバーグ氏によると、”サードプレイス”は下記の8点が特徴だと言われています(大西さんのnoteから引用しました)。自分にとっていろいろ学ぶ機会のある場所だな、と思いつつ、通っています。来年もゆるやかにつながっていけたらいいな、と思っています。
1. 個人が思いのまま出入りができ、もてなすことを要求されず、
全員が心地良くくつろぐことができる中立地帯としてある
2. 会員等アクセスに制限がなく、あまねく人々が入ることができる
3. 会話が楽しく、活気で満ちている
4. アクセスがしやすく、中にいる人々が協調的である
5. 常に「新参者」を快く受け容れる「常連」がいて、いつも心地良い空気をつくる
6. 日常に溶け込む簡素な外観(デザイン)をしている
7. 明るく遊び場的な雰囲気を持っている
8. もうひとつの家、リビング、家族的な存在である
M-1グランプリ2019、面白かったですね。
M-1グランプリ2019、録画で1日遅れでみました。結果を知っているので、落ち着いてみましたが、全部面白かったですね。すごかった。決勝だけだとミルクボーイとかまいたち、悩ましいところな気もしましたが、まあ、今回は、ミルクボーイの会でしたね。最後、感動しました。
サンドウィッチマンやパンクブーブー、キングオブコントのバイきんぐ、といった感じで、テレビで一気にはねた知られざる実力者が優勝してよかったな、と思います。M-1などの大会は、そういうドリームがほしいですよね。
近年、つっこみのあり方がポイントになりつつありますが、それが顕著に出た大会でもあったのかな、と思いました。
大阪人なので、どうしても関西スタイルが好みなことが多いですが、がっつり東京スタイルのオズワルド、好きでした。
リアルタイムじゃなかったですが、例年通り、一言書きながら見ました。twitterには流さないかな(笑)。
いつも思いますが、芸人ってすごいですよね。また、舞台も見に行きたいです。
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ニューヨーク
若者向けの漫才。構成もわかりやすくて、イマドキ感もあってよかったけど、後半パターンが同じ感じだったのが、ちょっと気になったかしら。後半のほうが向いてるタイプっぽいので、1番目大変だったかもですね。
かまいたち
鉄板のネタをここでもってきたのね(M-1でやったことあると思ってた)。それでも、後半、動きをいれて、バリエーションもつけて、技術もあって。何回も聞いたことあるけど、おもしろかったです。さすが。
和牛(敗者復活組)
前半おさえめで、後半、展開を変えてきて盛り上げて、さすがだなぁ、と思いました。「いいね」と言いたくなる感じ。ファイナルに行けなくて残念ですが、もうすごいのはわかっているので、これからもがんがんいってほしいです。
すゑひろがりず
変化球漫才。寄席とか舞台で見たいタイプ。賞レースにはあまり向かないかも、というところですが、個人的には好きです(笑)。ネタはひそかにオーソドックス。テレビでもいけそうですね。ちなみに昔「ナカイの窓」でプロポーズしたのは見てました(笑)。
からし蓮根
関西では結構テレビに出ていて注目されていますが、今回、個人的にはあまりささらなかったです。。ちょっとがちゃがちゃしてるからかな。でも、若手ながら「せやねん!」にも出ていて、いわゆる王道ラインですから、がんばってほしいですね。
見取り図
やりとりの感じがすごく面白かったです。2つのパターン(プレゼンと言い合い)を組み合わせつつ、ワードセンスもいいし、最後にダンサーのTUNAYOSHIをいれて変化球もあり、構成も好きなタイプです。ちなみにバラエティでも好み。
ミルクボーイ
これははねましたねー。同じパターンだけでこれだけ押し切れる、とは。すごく話術がある、というわけでもないような印象だけど、バリエーションがすごかったです。
オズワルド
東京系漫才。「昨日いたか、どうか」が個人的につぼ。漫才としては、とてもいい雰囲気で好きでした。賞レースにはまりにくいかもですが、構成にもうひとひねりいるかもですね。
インディアンス
田渕の勢い全開で楽しい感じですよね。ただ、賞レースとしては、テンポが一定なのと、もうちょっとからみがあってもいいのかしら。前半の方がむいてるタイプだったかしらね。
ぺこぱ
つっこみのバリエーションで笑わせる漫才。ちょっとキャラが強いので、漫才としてどうかな、と思うところもありましたが、つっこみの強い今の時代にあってるのかも、という印象でした。個人的には和牛の方が上かな、と思いましたが、まあ、和牛は完全に勝たないとかな、と思うし、ぺこぱの名前が売れたほうがよかったですね。
ちなみに、サンミュージックなので、ゴー☆ジャスと同じ事務所。やや雰囲気が近いかも→稲垣選手が好みだったかも、って思ったら、最後に稲垣選手、言いましたね(笑)。
大学英語教育学会(JACET)第58回全国大会のシンポジウムに登壇してきた
8/30、大学英語教育学会(JACET)第58回全国大会@名古屋工業大学にて、シンポジウム「ICTを活用したボーダレスな英語教育 -クラウド・AI時代に英語教師ができること-」に登壇してきました。
学部の後輩でもある、金丸くん@京都大に召喚され、そりゃ断れないよね(笑)、ということでお引き受けしました。
吉原先生@東京経済大の司会のもと、品田さん@VERSION2、下山先生@東洋学園大学、村上の3名が話題提供してパネルディスカッションとなりました。
私は「大学教育におけるICT導入と現状」ということで、デジタルネイティブのつかみから、大学における情報環境(LMSやBYOD)、ICTを活用した授業実践、Learning Analyticsや可視化の話をざっとしました。
ICTなどに関心がある方ばかりではない、という前提だったので、心配はしたのですが、最初のつかみで先日twitterでバズっていた「Excelの保存マークって何で自動販売機なんですかね?」を使ったところ、反応がよくて、「巻き戻しって、もう巻かないですよね」でいい雰囲気になったので、よかったです。
あとで、知り合い曰く「漫談してましたね」と言われたので、いい感じでお話できたのだろう、と(笑)。
個人的には、下山先生のお話がとてもよかったです。洗濯機や掃除機などの例えも出しながら、技術の活用について考えたり、経験に基づいて教えたくない学生の事例を上げ、それは習いたくない教員の特徴と同じですよね、やはり教員も学んでいかないとね、という展開はとてもわかりやすかったですし、同じ学会の先生方、英語教員としても親和性が高かっただろうな、と思いました。
また、吉原先生の質問も的確で、パネルディスカッションとしても、まとまった内容になったのでは、と思います。
私としても、教育工学分野の研究などを知ってもらえたと思いますし、いい機会になりました。金丸くん@京大に感謝です。仕事しすぎないようにね。
今後も、こういった他分野の先生方にお話聞いてもらえる機会を大事にしていきたいです。
せっかく名古屋なので、帰りには、相川さん@京都外大とおっさん2人、コメダでかき氷食べました(笑)。
阿倍野「昭和町」駅にできたカフェ&コワーキングスペース「CLIP」に行ってきた
大阪市阿倍野区の昭和町駅近くにできたカフェ&コワーキングスペース「CLIP」のオープニングイベントに少し参加してきました。クラウドファンディングで支援しました。
私の地元(出身中学校の校区)なのですが、「あんなところにおしゃれなコワーキングスペースが!」という感じです(笑)。ハンバーグやチーズケーキで有名なボストン(お笑い芸人、ボン溝黒の実家)の横です。
仕事柄、コワーキングスペースはよく使いますし、先日、松下さん@実践女子大の著書やお話を聞いて、こういうスペースのことについては、そこそこ知っているつもりでした。
今回イベントに行ってみてわかったのは、カフェの役割が大きそうだな、ということでした。それは、これまでの取り組み(「どっぷり、昭和町。」および、その母体となる街のファンクラブ「あいらぶ、昭和町。」の事務局を担当)に基づいて、地元の方との結びつきを重視したスペースなんだな、ということでした。
それこそ、昔は商店街のちょっとした場所にそういったスペースがあったのかもしれません。それを今の時代にあわせてつくったスペースなのかも、というところです。
場所的に、コワーキングスペースとして、どのくらい活用されるのか、というところが課題な気はしますが、数年前に売却して実家がない私としては、気分転換に地元で仕事をする機会として利用できたらいいな、と思います。
あ、せっかくなので、夜ご飯は「ハンバーグボストン」で、ハンバーグ食べました(笑)。
未来の学びフェス2019@東京工科大に参加してきました。
「未来の学びフェス2019 ー2030年の学びをデザインするー」@東京工科大の1日目に参加してきました。
溝上さん@桐蔭学園のオープニングセッション、最初にワークを入れて、これまでとは随分雰囲気の違う感じで進めていました。ワークシートに書いた上でグループで共有する「個ー協働ー個の学習サイクル」を作ることの重要性、改めて実感しました。溝上節はそのままに、生き生きとした感じでとてもよかったですね。
ちなみに情報交換会でも司会していて、おお、と思いました。スーツにネクタイ、だいぶいじられてましたね(笑)。
午後はまず「新卒採用のフロンティア 先進企業が描く「新卒採用の未来」」に。田中さん@立教大の導入で示された5つのポイント(採用市場の二極化、採用プロセスの早期化、選考ルートの多様化、選考プロセスの最適化、採用条件の個別化)、すごくわかりやすかったですね。その後、木下達夫さん@メルカリ、源田泰之さん@ソフトバンクのお話。メルカリの話は初めてだったので、なるほどなぁ、と思いながら聞きました。スタートアップからきたって感じですね。技術者にとっては働きやすそうですね。これからもっと大きくなったときにどうなるか、楽しみです。
ポスターセッション、企業展示もいろいろ見て回りました。盛況でしたね。
続いて、町支くん@帝京大、辻さん@武蔵野大学による「これからの教員の働き方改革 ~横浜の事例から考える~」。以前に本は読んでいたのですが、とても刺さる内容で興味深かったです。学校の先生の大変さ、その反面、気持ちの問題(自分が重視している仕事が整理される可能性、生徒のためにがんばりたい、など)、いろいろな要因があるな、ということも感じました。
ワークも、特別支援学校の教員、中高一貫校の職員、スポーツ系協会(部活動指導のマッチング)だったので、それぞれ違っていろいろな意見、働き方改革の取り組みについて知ることができました。教員は、学年団、教科、校務分掌など複数の組織に属するので、仕事の負荷分散を行う、といってもバランスが難しいですよね。スーパーバイズできる人ってなかなかいないなぁ、と思いました。
小学校教員のデータに基づく話ではありましたが、小中高に限らず、大学教員でもかなり共通するし、有用な知見がたくさんあるな、と思いました。京都外大でワークライフバランスのWGにいたのですが、そういうところでも共有したいと思いました。
後ろの方に座ろうと思ってたのですが、ぎりぎりにいったらスタッフに一番前に座ってくださいと言われ、なんか嫌がらせみたいになりましたが(笑)、面白い話が聞けてよかったです。
情報交換会では、いろいろな方にご挨拶したり、お話できたりして、楽しく過ごしました。8/22の中原くん@立教大の話が聞けなかったのは残念ですが、また別の機会を楽しみにしておきます。
2日目も無事終わったようで、スタッフのみなさま、本当にお疲れ様でした。
今村夏子「むらさきのスカートの女」
芥川賞受賞作品。近所に住んでいる「むらさきのスカートの女」のことが気になってしかたのない女性が、観察を続けながら”ともだち”になることをめざしていく。
定位置となっている公園のベンチでクリームパンを食べ、職探しをするむらさきのスカートの女。主人公は、自分と同じ職場になるよう面接を受けさせるべくさまざまな策を講じる。そして、同じ職場に入ってからも、観察を続けていく、というお話。
「あひる」を読んだときのようなざわざわ感は少ないが、なんとも言えない読後感であり、いくらか気味の悪い話ではある。とはいえ、こういった(ささやかな?)狂気は、誰にでもあるのかも、とちょっと思ってしまうようなところもあったり、ね。