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第2回Edu-Lab Meeting@京都外大

日記

1限「Webデザイン演習」。marginの設定、画像の回り込み、映像の埋め込み、などについて解説。映像を入れるのは、興味深いようですね。対して、marginとか回り込みの設定は難しいよね、、、教えるのが。

3限「統計による社会の理解」。質問紙の作成方法について解説。昨年度の例も配布して、学生自身が質問紙を設計、作成してもらいます。何について聞くのか、どういう文章にすればいいのか、考える作業は大変でもあり、気づきもありますよね。

その後、真木さんと久しぶりに会って、簡単に打ち合わせ。

そして、第2回Edu-Lab Meeting@京都外大です。森玲奈さん@帝京大が主催の研究会で、今回のテーマは「生涯学習社会における自律的学習者のためのデザイン」。1人1時間をとって、じっくり議論できる、ということが特徴の研究会で、3名の話者にお話いただきました。参加者は20名強、でしたかね。ちょうどいい感じだったと思います。

まずは、真木さん@レスター大学大学院「ボストンチルドレンズミュージアムと文化展示について -Learning,Identity,Culture-」。修士論文の内容を紹介いただきました。ボストンチルドレンズミュージアムにおいて、ボランティアなどのスタッフが日本文化を紹介する体験型の展示に関わることを通して、どのような学びがあり、アイデンティティを形成していくのか、という研究でした。インタビューを中心にしたケーススタディで興味深い内容でした。焦点のあて方、背景の整理、従来研究との違い(本研究の特徴)をもっと考えていくと、より分かりやすくなるのでは、と思いました。

休憩時には、参加者の方にNINJAを見学してもらいました。外大ならではの施設の特徴も伝わったかな、と思います。

続いて、伊吹さん@京都産業大「『能力の横展開』を目指す課題解決型授業に求められる仕掛けとは ―京都産業大学「O/OCF-PBL」における試行錯誤を例に―」。京都産業大で実施しているキャリア形成支援プログラムの1つ「O/OCF-PBL」について説明していただきました。いやー、すごいですね。よくできていると思いました。

 

www.kyoto-su.ac.jp

「O/OCF-PBL1」では、”チームで活動するとは如何なることかを学ぶ”ことを目標に、課題解決に関するグループ活動を行ないます。多くのクラスを開講しているため、ティーチングマニュアルもしっかり作成されており、感銘しました。

「O/OCF-PBL2・3」では、実際に企業等からいただいた課題をチームで解決することを行ない、課題解決活動を通じて個々の能力を成長させることを目的としているそうです。教員も学生も大変そうですが、実践的な学び、成長ができそうだな、と思います。

そこで、伊吹さんが提唱するのが「能力の横展開」。「あるところで身につけた能力を別のところでも発揮できるようになること」ということで、学習における転移のようにも思えたのですが、話を聞くと、能力の抽象化(一般化)を重視しているように思いました。伊吹さんは「帰納と演繹」で説明されていました。この点、とても考えさせられる話でした。

伊吹さんとはいろいろ話をしてきましたが、このような形でプレゼンを聞くのは初めてでしたが、異分野のプレゼン(専門は広告産業論、ということですからね)にもかかわらず、ものすごく分かりやすかったし、示唆に富むものでした。さすがすぎた。

伊吹さんと話して分かったことは、私なんかは教育実践を積み上げ式で考えていて、伊吹さんは卒業時のイメージから逆算して考えている、ということでした。もちろん、ID(インストラクショナル・デザイン)の考え方として出口と入口を意識する、ということはやっていますが、大学4年間の教育を考えるときには、積み上げイメージが強かったな、という気がしました。「能力の横展開」や転移の話も含めて、これは専門分野による考え方の違いなのかな、という気がして、話していて面白かったです。

こういう時に異分野の人と話す面白さを感じますし、こういう研究会の意味がありますね。

最後に遠海さん@京都外大「初年次教育における学生の自己調整学習を促すことを目指した授業デザイン ―学生による目標設定と自己評価を取り入れた論証文課題の事例―」。初年次教育において、課題文作成やプレゼンにおいて、学生自身が目標を設定することを授業デザインに埋め込む、という話で、ずっと取り組んでいるものです。いろいろコメントをいただき、すごく勉強になりました。司会していたのですが、途中で心が痛くなりました(笑)。指導する身としていろいろ気をつけてはいるつもりでしたが、どんどん視野が狭くなっていたな、ということを思い知らされましたね。本当にいい機会だったな、と思います。遠海さん自身も自分で研究の振り返りをしてもらいたいな、と思います。

終了後、懇親会。ずっと喋ってました(笑)。ほんとうに楽しい1日でしたね。

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