西京中学でのタブレットを活用した数学の授業見学でアクティブラーニングを考える

今日は、京都市立西京高等学校附属中学校に行き、中3数学の授業を見学してきました。京大、マイクロソフト京都市教育委員会NECらと行っている「京都ICT教育モデル構築プロジェクト」です。その後、定例ミーティングでした。

今日は、三平方の定理で、タブレットPCを活用した授業でした。40名の生徒がタブレットPCを使って問題を解き、ペア、グループで解法や答えを確認し、ある生徒の解答を電子黒板に写して解説する、という形の授業でした。

全体として3問行った(それぞれタブレットで3分+α分で解く、ペアで確認、グループで教え合い、生徒が解説、宣先生が補足説明)のですが、タブレットの活用はもちろんですが、ペア、グループでの活動をふんだんに取り入れていて、中学数学でのアクティブラーニングを見た、という気持ちでした。すごいですね。

私も、中学、高校の数学の教員免許を持っていて、今は大学で授業している(もう20年ほど)わけですが、こういう授業を見ると、さすがだな、と思わされます。校種は違いますが、自分の授業を振り返る、見直す契機になりますね。昨年、今年と担当されている数学の先生(久保先生、宮部先生)の授業力はすさまじいものがあるな、と思います。

生徒も自然にタブレットを使っていました。4月の導入時にお手伝いに行きましたが、かなり変わった感じがしますね。先生方の指導がしっかりしている、というのもありますが、さすがに若者という感じがありました。

もちろん、西京中学は、かなり優秀な生徒が集まっているので、簡単に一般化するのは難しいのですが、研究者としてできることは何か、考えていきたいと思いました。
プロジェクトとしての研究は、飯山くん@京大や京大B4におまかせになりがちですが、こちらもちゃんと役に立つようにしたいです。

授業の写真などはあげられないので、かわりに「京都ICT教育モデル構築プロジェクト」が産経新聞にとりあげられた記事を。記事の内容自体は、どうなのかな、と心配になりますが。。。飯山先生@京大の険しい顔に注目(笑)。

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