美濃導彦先生退職記念会@ハイアットリージェンシー京都

今日は、美濃導彦先生退職記念会がハイアットリージェンシー京都で開催されました。美濃先生は京都大学で35年間にわたり教員として研究、教育活動に従事されてきました。学生時代を合わせると44年間、京大にいらっしゃったわけですね。

美濃研初期の学生でもある准教授の飯山くんが責任者で、OB・OGで実行委員会を組織し、私は会計を担当しました。

パーティーは、長尾先生、池田先生のご挨拶、美濃先生のご挨拶、富田先生の乾杯、最後に歴代秘書の5名から記念品の贈呈、という形で進みました。

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美濃先生は、私にとっては正直怖い先生(笑)で、院生のときには厳しいこともずいぶん言われました。今でもお話するときには、緊張して背筋が伸びます。でも、本当にやさしく、発言から学生のことを思っていることが伝わります。また、研究に対して、とにかく”おもしろいこと”、”世界で1番になれること”をやるんだ、という思いを強く持っておられて、その点は本当にすごいな、と思います。

美濃先生は私より18歳上、角所先生が9歳上、ということで、一応、先生方を20年後、10年後の目標としています。正直まったく追いつかないのですが(苦笑)。私がD2で美濃研に引き取ってもらった時の美濃先生が今の私と同じくらいの年齢なのですが、全然違うやん、って落ち込みますね。がんばらないと。

 

何度か書いたことあるのですが、美濃研にお世話になることになった経緯を少し。もう20年も前のことですものね。

私は、京大の総合人間学部、人間・環境学研究科修士課程を修了して、教育のことを研究したいということで、博士課程から情報学研究科に移りました。その時に、情報教育講座が新設されて、中村順一先生が着任され、中村研究室に所属しました。ただ、中村先生はご病気となり、休職されたので、行き場のなくなった私はまさに路頭に迷ったわけですが、高等教育教授システム開発センター(当時)にお世話になりつつ、D2から正式に美濃研究室に所属することになりました。

美濃研は画像工学(パターン認識、コンピュータビジョン)の研究室で、まったく分野違いだったのですが、当時UCLAとの遠隔講義を行っていたり、高等教育センターとの連携を始めたり、ということで、教育評価の研究をする、ということでいろいろなプロジェクトに関わらせてもらいました。研究能力がまったくない状況でしたので、本当に迷惑ばかりだったと思いますが、美濃先生、角所先生をはじめ、スタッフのみなさん、院生や学部生のみなさんに良くしてもらって、充実した2年間の研究室生活でした。

卒業後も、いろいろな形で研究に関わらせてもらい、院生や学部生も指導させてもらいました。現在、自分が代表の科研では、美濃研出身の方々に分担者として一緒に研究させてもらっています。

この頃にお世話になった方々には、今でも頭が上がりません。

パーティーの後、ホテルでの2次会、京都駅での3次会、4次会と続いていきました。先生方や後輩たちと久しぶりにいろんな話ができて、とても楽しい1日でした。これからもがんばろうと思います。

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