活動弁士、紙芝居師、たこ焼き屋、タクシー運転手 ~わたしのファミリーヒストリー~

先日、友人と飲みに行った際、お店の人も含めて、なぜか先祖の話になりました。”1/8、○○の血が入っている”とか、”武家でいろいろあった人だったらしい”とか、そんな話で盛り上がりました。みんないろいろなネタを持ってますよね。NHKの「ファミリーヒストリー」という番組みたいですね、と。

自分自身の家系のことを調べたりしてみるのは、おもしろそうですよね。家系図や戸籍をたどっていくと、面白いこと、知らないこと、たくさんありそうです。父親が亡くなった時に戸籍を集めることになったのですが、へー、と思うことが結構ありました。

うちは父方の祖父がハイカラな人で、活動弁士無声映画の解説)、紙芝居師をやっていたそうです。活動弁士だったことは、父親が亡くなった時に初めて聞いたのでびっくりしたのですが、紙芝居師やってたわけだから、まあそうか、って感じか。それで、テレビなどが出始めたので、紙芝居師をやめ、たこ焼き屋をはじめたそうです。

ちなみに、親戚の多くはブラジルに移住していて、祖父とその姉(すでに嫁いでいた)だけが日本に残ったようです。祖父はいくのを嫌がったそうで。

父親は高卒でタクシーの運転手で、本当にただただ真面目な人で、話もうまくありませんでした。長男家系だったので、父親が法事などで挨拶をするのですが、私が高校生くらいになってからは、私が原稿チェックをする次第でした(笑)。それでも、途中でいらんことを言ったりして、どぎまぎすること、多数でした。

ということで、こういう話をすると、知り合いには「隔世遺伝やな」と言われることがあります。まあ、たしかにそうかもな。祖父は私が3歳の頃に亡くなったので、ほとんどおぼえてないんですけどね。

ちなみに母方の方は、徳島市内で万年筆屋をやっていて、これまた特殊な職業だったです。私が小さい頃に行ってた時には、万年筆も売ってたものの、映画のチケット、アイドルのポスターやグッズなどを売って生計をたててた感じでした。母親は洋裁学校出身なのですが、祖父が亡くなって、父親の実家に家族で引っ越した後、たこ焼き屋をやることになりました。

いろんな親戚がいますけど、考えてみると、自分はかなりの父親似だな、と感じます。生真面目さ、人のよさ、がさつさ、タイミングの悪さ(笑)とか、ほぼほぼ一緒だな、って思います。まあ、ここはそんなに変わらないんでしょうから、それを受け入れつつ、祖父のしゃべり(笑)も継承しつつ、楽しく生きていきたいですね。

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