教育に関する授業でのブーメラン?にどきどきする話

先日、大阪大学の大学院の授業「大学授業開発論Ⅱ(FFP2)」に参加してきました。大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部が行っている「大阪大学未来の大学教員養成プログラム」の授業の1つで、大学教員として教壇に立つためのトレーニングをしています。

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2日目に、5名の履修者が、それぞれ15分の模擬授業を行いました。医学、保健学、歴史学認知言語学、初年次教育(プレゼン)、とバラエティにとんだ内容で、終了後にコメントや議論を行いました。

”初年次教育(プレゼン)”は、実際に、今年の前期に行っている1年生向けの授業で、プレゼンのやり方について教えてもらう予定で、その内容を授業してもらったわけです。

そこで、佐藤さん@大阪大が「プレゼンのやり方を教える授業はすごく緊張するんですよね」と言いました。個人的には「佐藤さんでも、そんなこと言うんやなぁ」と思ったのですが(笑)、院生たちはびっくりしてました。でも、実際、そうなんですよね。プレゼンのやり方を教えているのに、その先生のプレゼンが下手だったら、説得力がないですものね。

それで、私が「この授業(大学授業開発論Ⅱ)をやること自体、担当している先生方はとてもプレッシャーなわけですよ」とコメントしました。院生さんはもともとどんな風に思ってたのかな。

私も、これまでに「教育方法論」などの授業を担当したり、大学教員向けにFD研修でインストラクショナルデザインやアクティブラーニングの設計の話などしてきたのですが、常に「お前はできるんか」という自己言及、ブーメランを受けてきて、どきどきしながら授業してきました。あまりそんな風には見えてないかもしれないのですが(笑)、常に「こんなので大丈夫かしら」って思ってたりします。もちろん、ちゃんと準備してやってるんですけどね。

こういう構造の授業、って、緊張する反面、面白いよな、と思いながら、授業しています。他の人はどうなのかなぁ。