流れを変える能力

先日、関西学生ソフトテニス春季リーグ(男子4部)を観戦してきました。京都大学は昨秋、4部に昇格しての戦い。1日目の3対戦を見たのですが、すべて1-4での敗戦となりました。特に1、2試合目が全て負けで、後手後手になり、ずっと沈んだ雰囲気での試合になったなという印象でした。終了後には、昨秋とまったく状況は違うものの「明日は、10勝0敗でいってください。みなさんにその実力はあります」と同じことを言いました。

2日目は見に行けませんでしたが、2対戦とも4-1で勝利、ということで、最終的には2勝3敗の4位という結果でした。先手を取って、流れもよかったのだと思います。

他の大学の試合もいくらか見ましたが、団体戦の妙というか、流れや雰囲気にのって、実力以上の力を発揮する選手、実力を発揮できない選手、というのも見てとれました。

いい流れの中で力を発揮する、ということももちろん重要ですが、苦しいとき、よくない流れの時にしっかりしのいで、いい流れに持っていく、という能力が重要だな、と感じました。そのことも幹部の人たちには伝えました。

こういう能力は、別にスポーツの試合とかだけの話ではなく、日常の仕事などでも考えられることだな、とコメントしながら、思ってました。具体例としてはうまく書けないのです、いろいろ行き詰まっている仕事の状況を打破する一手を打てる、問題点を解決する方策を進められる、組織の雰囲気が悪い状態を変えることができる、といったことがあるのかな、と。

私自身にそのような能力があるかどうかわかりませんが、身につけたいと思いますし、流れを意識して行動していきたいな、と思います。

あと、こういう経験は、体育会ならでは、だと思うので、体育会離れの時代でなかなか難しいとも思いますが、学生には体育会に参加してほしいな、とも思います。