大阪の真ん中で、井戸を掘ってきました

西成の釜ヶ崎にあるゲストハウス、ココルームに井戸掘りにいってきました。

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クラウドファンディングで資金を集めていて、寄付はしていたのですが、作業に参加できたのは初めて。4月に堀りはじめのところは見ていたのですが、4ヶ月ぶりに来たら、それはそれは大きな井戸になっていました。

作業は、ココルームのスタッフ、ずっと作業をしておられる方に加え、私を含めた一般のおじさん3名、インターンを含めた大学生3人(1人は東京から!)、香港からきて泊まっているという男性とミュージシャンの女性でした。

まずは掘った土とセメントを混ぜてのモルタルレンガ作り。空気を抜くためにスコップでザクザクと刺して?いきます。モルタルレンガは井戸の周りに積んでいくそうで、この型も釜ヶ崎で働いていたおっちゃんがつくったそうです。

作業した人やクラウドファンディングに参加した人の名前をいれていくのですが、前に入れてもらっていたのがちょうど見えるところに置いてありました。わーい。

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その後、交代で井戸に入って、井戸掘り作業。今は3.7メートルの深さがあって、高所恐怖症の私はだいぶ怖かったですが(苦笑)、井戸の中にある木の棒をはしごとして降りていきました。水も冷たく、涼しいです。井戸の中からも写真撮りました。なかなかない経験ですよね。

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その後、ポンプで湧いてくる水を汲み出しつつ、土を掘ってバケツに入れ、電動の滑車(ウィンチ)であげてもらい、まさにバケツリレーで土を外に出していきます。井戸の中で掘る人、ウィンチを操作する人、土を運び出す人、ポンプを通りやすくする人、を交代でみんなで作業しました。

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最後に、地上にある木枠をみんなで乗って下に押し込みました。そんなことができるのか。私は、鉄の棒をつかってテコの原理で持ち上げる係。ちなみに、おっちゃんたちは「こねる」と言ってたのですが、専門用語?方言?初めて聞きました。

終わってから、銭湯に。私は最初から行くつもりだったので、他の方も誘って男性3名でいきました。やっぱり、銭湯いいですよね。

みなさんでご飯を食べて、いろいろお話してから、假奈代さんと、釜ヶ崎芸術大学の日程の相談。昨年度もおこなった「研究のつくりかた」、3月22日の予定です。また、後期の日程が出たら、広報します。

井戸掘り作業みたいなこと、なかなかできないことで、いい経験になりました。個人的に、肉体労働をそれほどしたことがなかったので、実際にやってみていろいろわかったこと、考えることもありました。

次回は8/24(土)ということです。9月以降もいくらかはあると思います。めったにできない体験だとは思うので、興味あればぜひご参加してみたらいいのでは、と思います。

また、大阪に泊まる際、ちょっと違った経験を、とか、安いところで、と思った方は、3500円で泊まれるので、ぜひ。

cocoroom.org