大学英語教育学会(JACET)第58回全国大会のシンポジウムに登壇してきた

8/30、大学英語教育学会(JACET)第58回全国大会@名古屋工業大学にて、シンポジウム「ICTを活用したボーダレスな英語教育 -クラウド・AI時代に英語教師ができること-」に登壇してきました。

学部の後輩でもある、金丸くん@京都大に召喚され、そりゃ断れないよね(笑)、ということでお引き受けしました。

吉原先生@東京経済大の司会のもと、品田さん@VERSION2、下山先生@東洋学園大学、村上の3名が話題提供してパネルディスカッションとなりました。

私は「大学教育におけるICT導入と現状」ということで、デジタルネイティブのつかみから、大学における情報環境(LMSやBYOD)、ICTを活用した授業実践、Learning Analyticsや可視化の話をざっとしました。

f:id:munyon74:20190902094606j:plain

ICTなどに関心がある方ばかりではない、という前提だったので、心配はしたのですが、最初のつかみで先日twitterでバズっていた「Excelの保存マークって何で自動販売機なんですかね?」を使ったところ、反応がよくて、「巻き戻しって、もう巻かないですよね」でいい雰囲気になったので、よかったです。

togetter.com

あとで、知り合い曰く「漫談してましたね」と言われたので、いい感じでお話できたのだろう、と(笑)。

個人的には、下山先生のお話がとてもよかったです。洗濯機や掃除機などの例えも出しながら、技術の活用について考えたり、経験に基づいて教えたくない学生の事例を上げ、それは習いたくない教員の特徴と同じですよね、やはり教員も学んでいかないとね、という展開はとてもわかりやすかったですし、同じ学会の先生方、英語教員としても親和性が高かっただろうな、と思いました。

また、吉原先生の質問も的確で、パネルディスカッションとしても、まとまった内容になったのでは、と思います。

私としても、教育工学分野の研究などを知ってもらえたと思いますし、いい機会になりました。金丸くん@京大に感謝です。仕事しすぎないようにね。

今後も、こういった他分野の先生方にお話聞いてもらえる機会を大事にしていきたいです。


せっかく名古屋なので、帰りには、相川さん@京都外大とおっさん2人、コメダでかき氷食べました(笑)。

 

f:id:munyon74:20190902094651j:plain

 

阿倍野「昭和町」駅にできたカフェ&コワーキングスペース「CLIP」に行ってきた

大阪市阿倍野区昭和町駅近くにできたカフェ&コワーキングスペース「CLIP」のオープニングイベントに少し参加してきました。クラウドファンディングで支援しました。

readyfor.jp

clip.showacho.jp

私の地元(出身中学校の校区)なのですが、「あんなところにおしゃれなコワーキングスペースが!」という感じです(笑)。ハンバーグやチーズケーキで有名なボストン(お笑い芸人、ボン溝黒の実家)の横です。

仕事柄、コワーキングスペースはよく使いますし、先日、松下さん@実践女子大の著書やお話を聞いて、こういうスペースのことについては、そこそこ知っているつもりでした。

munyon74.hatenablog.jp

今回イベントに行ってみてわかったのは、カフェの役割が大きそうだな、ということでした。それは、これまでの取り組み(「どっぷり、昭和町。」および、その母体となる街のファンクラブ「あいらぶ、昭和町。」の事務局を担当)に基づいて、地元の方との結びつきを重視したスペースなんだな、ということでした。

それこそ、昔は商店街のちょっとした場所にそういったスペースがあったのかもしれません。それを今の時代にあわせてつくったスペースなのかも、というところです。

場所的に、コワーキングスペースとして、どのくらい活用されるのか、というところが課題な気はしますが、数年前に売却して実家がない私としては、気分転換に地元で仕事をする機会として利用できたらいいな、と思います。

あ、せっかくなので、夜ご飯は「ハンバーグボストン」で、ハンバーグ食べました(笑)。

未来の学びフェス2019@東京工科大に参加してきました。

「未来の学びフェス2019 ー2030年の学びをデザインするー」@東京工科大の1日目に参加してきました。

be-a-learner.com

溝上さん@桐蔭学園のオープニングセッション、最初にワークを入れて、これまでとは随分雰囲気の違う感じで進めていました。ワークシートに書いた上でグループで共有する「個ー協働ー個の学習サイクル」を作ることの重要性、改めて実感しました。溝上節はそのままに、生き生きとした感じでとてもよかったですね。

ちなみに情報交換会でも司会していて、おお、と思いました。スーツにネクタイ、だいぶいじられてましたね(笑)。

 

f:id:munyon74:20190822230318j:plain

 

午後はまず「新卒採用のフロンティア 先進企業が描く「新卒採用の未来」」に。田中さん@立教大の導入で示された5つのポイント(採用市場の二極化、採用プロセスの早期化、選考ルートの多様化、選考プロセスの最適化、採用条件の個別化)、すごくわかりやすかったですね。その後、木下達夫さん@メルカリ、源田泰之さん@ソフトバンクのお話。メルカリの話は初めてだったので、なるほどなぁ、と思いながら聞きました。スタートアップからきたって感じですね。技術者にとっては働きやすそうですね。これからもっと大きくなったときにどうなるか、楽しみです。

ポスターセッション、企業展示もいろいろ見て回りました。盛況でしたね。

続いて、町支くん@帝京大、辻さん@武蔵野大学による「これからの教員の働き方改革 ~横浜の事例から考える~」。以前に本は読んでいたのですが、とても刺さる内容で興味深かったです。学校の先生の大変さ、その反面、気持ちの問題(自分が重視している仕事が整理される可能性、生徒のためにがんばりたい、など)、いろいろな要因があるな、ということも感じました。

データから考える教師の働き方入門

データから考える教師の働き方入門

 

 ワークも、特別支援学校の教員、中高一貫校の職員、スポーツ系協会(部活動指導のマッチング)だったので、それぞれ違っていろいろな意見、働き方改革の取り組みについて知ることができました。教員は、学年団、教科、校務分掌など複数の組織に属するので、仕事の負荷分散を行う、といってもバランスが難しいですよね。スーパーバイズできる人ってなかなかいないなぁ、と思いました。

小学校教員のデータに基づく話ではありましたが、小中高に限らず、大学教員でもかなり共通するし、有用な知見がたくさんあるな、と思いました。京都外大ワークライフバランスのWGにいたのですが、そういうところでも共有したいと思いました。

後ろの方に座ろうと思ってたのですが、ぎりぎりにいったらスタッフに一番前に座ってくださいと言われ、なんか嫌がらせみたいになりましたが(笑)、面白い話が聞けてよかったです。

情報交換会では、いろいろな方にご挨拶したり、お話できたりして、楽しく過ごしました。8/22の中原くん@立教大の話が聞けなかったのは残念ですが、また別の機会を楽しみにしておきます。

2日目も無事終わったようで、スタッフのみなさま、本当にお疲れ様でした。

 

今村夏子「むらさきのスカートの女」

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女

 

芥川賞受賞作品。近所に住んでいる「むらさきのスカートの女」のことが気になってしかたのない女性が、観察を続けながら”ともだち”になることをめざしていく。

定位置となっている公園のベンチでクリームパンを食べ、職探しをするむらさきのスカートの女。主人公は、自分と同じ職場になるよう面接を受けさせるべくさまざまな策を講じる。そして、同じ職場に入ってからも、観察を続けていく、というお話。

「あひる」を読んだときのようなざわざわ感は少ないが、なんとも言えない読後感であり、いくらか気味の悪い話ではある。とはいえ、こういった(ささやかな?)狂気は、誰にでもあるのかも、とちょっと思ってしまうようなところもあったり、ね。

 

京都大学ソフトテニス部OB会(蒼穹杯)

8/16、毎年恒例である、京大ソフトテニス部OB戦(蒼穹杯)が開催されました。

めずらしく後衛が多くて、私は2回生と組んでもらって若手OB、現役ペアと対戦して、0-4、1-4でした。あまりうまくできませんでしたが、後半、セットプレーなどもいくらかできたし、想定通りのラリーからのポイントもとってもらえたのでよかったです。

夜の部は、楽友会館にて80代から現役まで多数集まって、山元OB会長の挨拶、中道さんの監督就任挨拶、表彰式、現役からの戦績報告、エールと続いて、終了しました。

大文字を見たあと、百万遍くれしまで40代を中心としたOBと現役とで二次会。テニスの戦術の話などを現役としました。ぜひ、いろいろ考えてテニスしてほしいです。

同世代のOBと会って話をするのは楽しいことで、学生時代の気持ちに戻りますね。ただ、30年ほど前のことを今でも言われますし、近い上下関係は永遠だな、と改めて思います(笑)。

また、来年を楽しみにしています。少しはテニスもできるようにしておきたいです。

f:id:munyon74:20190818213911j:plain

f:id:munyon74:20190818214012j:plain

 

たこ焼き屋のせがれだったお話

実家がたこ焼き屋だったわけですが、この辺のエピソードは鉄板ネタです(笑)。ベタな大阪人ですよね、みたいな話をして、実家がたこ焼き屋だと言って「嘘のようなほんとの話なんです」と続けるのが、よくあるくだりです。

まあ、先日、中学の同級生がやっているお好み焼き屋(二代目です)にいったわけですが、地元だとお店屋さん出身の人は結構いるんですけどね。

時々、たこ焼きをどうやってつくってたのか、ということも聞かれるので、ちょっと書いてみます。

生地のだしは鶏がらでした。小学生の時には、毎週、商店街にあるかしわ屋(鶏肉屋)に鶏がらを30羽分(1羽10円で売ってました)買いに行ってました。自転車のかごに乗せていたのを思い出します。あとは、たこもだいたい5キロ単位で商店街の魚屋(たぶん問屋系だったと思う)に買いに行ってました。たこと鶏がらが、家に2つある冷蔵庫の冷凍庫にがつんと入ってました。

さて、生地ですが、鶏がらのだしにメリケン粉(小麦粉。20キロ単位で米屋から購入)、たまご(これもダンボール単位でたまご屋から購入)を入れ、山芋をすったもの、重曹をいれてつくります。

その生地を鉄板に流し込み、刻んだたこを入れたあと、かつお粉、天かす、紅しょうが、刻みねぎ、の順番で入れていきます。焼けたら千枚通しでひっくり返して、焼き上がったら、ソース、かつお粉、青のりをかけて、完成。

焼く器械は、7×4の鉄板が5枚あるタイプで、数ヶ月に1回、なんばにある道具屋筋商店街に鉄板や油引きを買いに行ってました。

www.monotaro.com

www.doguyasuji.or.jp

ねぎは八百屋に大束(10束)を買いに行ってました。ちなみに、店先とか物干しにプランターでねぎとアロエ(やけど対策用)を育ててましたね。

あと、夏はかき氷をやっていたので、夏には店の始まる昼前に灯油屋に半貫単位(11cm×13cm×13cmのほぼ立方体)で氷を買いに行ってました。当時はみつも一斗缶で購入し、色づけてました。昔って、今みたいに味は違わなかったですよね(笑)。

氷の大きさは、このページがわかりやすいですね。

www.chu-rei.co.jp

 

ばりばり昭和な感じで、懐かしいですよね。お盆なので、ちょっと思い出してみました。

 

自虐ネタの加減が難しい

よく「いやー、私はかっこよくないからね」「おしゃれじゃないからね」みたいなことを言います。いわゆる自虐ネタ、というやつです。

ほんとに自分のことを卑下していることはまったくないんですが(顔がかっこいい、とは思ってないけど、嫌いではない)、自分を低く見せつつ、おもしろい感じにできたらいいな、という気持ちから出てくるものです。関西特有な感じではあるようです。

私はつっこみで(ボケとつっこみを意識している時点で、ばりばり関西なわけですが)、直接面白いことは言えないな、という気持ちが昔からあって、自虐ネタだったり、いじられたりする感じで、笑いをとりにいくケースが多いです。あとは「センスのいい扇子」などに代表されるだじゃれを繰り返す、というやつですかね。まあ、そもそも笑いを取りにいく必要があるのか、という話もあるわけですが。

それで、関西だと自虐ネタを使う人は一定数いると思うのですが、他の地域で使ったりすると、まじめに心配されること(「そんなことないですよ」とか)が多くあります。さらに、いい印象を与えない、ということもあるようです。最近、関東出身の方から時々言われることがあり、話を聞くと、なるほどなぁ、と思います。

ある種、ポジショントーク?に近いものなので、ついついやりがちなのですが、加減も気をつけつつ、話していきたいと思います。