上田信行先生@同志社女子大学の最終講義 “Mr Playful” に参加してきました。

上田信行先生@同志社女子大学の最終講義“Mr Playful” に参加してきました。2日前にドレスコードが”プレイフルピンク”という連絡を受けて焦りつつ、異動のお祝いで仕立てたピンクのシャツを着て伺いました。

いきなり、ストリートでの歌から始まり、第1部はマルチメディア演習室でガールズメディアバンドによるダンス、上田先生の歌、そして(ようやく?)講演。50年ほど前の思い出から、セサミストリートに心震わされた話や、メディアと教育への関わり、同志社女子大学現代こども学科の設立にかけた想い、など、お伺いしました。

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第2部では、ラーニングコモンズに場所を移して、全員参加でのレゴワークショップ。どれだけ高く積み上げられるか、というのを数グループ×3交代制で。みんなで盛り上がりました。

 

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第3部では、これまでの上田先生の活動を振り返りながら、上田先生と参加者からのメッセージのやりとり。最後はリアルタイムドキュメンテーションのムービーを観て、上田先生の歌と合唱で終了。アンコールもありました。

 


ただただ上田先生の”Playful”に圧倒された3時間でした。70歳なんて信じられないですよね、まじで。

知り合いも多く参加していて、多分ここにいた人たちでイベントしたら、かなりの集客できそうな感じ(笑)。まさに上田先生のすごさ、人柄を垣間見た感じです。

先日から、これからの研究者人生について考えることがあったのですが、今日の最終講義(講義ではなかったけど(笑))に参加して、もっと考えよう、学ぼう、動こう、と思いました。

帰り際に上田先生にご挨拶した際に「村上さんも”ライブ”だからね」って言っていただきました。私が司会などをしていたイベントに参加していただいたことが何度かあり、そのときの印象だと思うので、ただただ恐縮ですが、大変ありがたいことで、せっかくなのだから、自分の特性を活かして、これから頑張っていきたいと思います。

上田ゼミの卒業生がたくさんきておられました。それは上田先生が楽しく学び続けているから、卒業生たちも上田先生に会いたいし、学び続けているのだろうな、と感じました。

学び続けていかないと、ですね。 "Playful Learning!"

#mrplayful2020 #Playful

 

浅見悦子「40代ご無沙汰女子の、ざんねんな婚活」

「40代ご無沙汰女子の、ざんねんな婚活」。いわゆるバリキャリな女性編集者が婚活を始めたことを、ある意味セキララにコラムにした連載を本にしたものです。発売された頃にネット記事で発見して購入したのですが、もちろん、男性の立場から女性はこう考えるのね、ということを知る上でも参考になりましたが、男女の違いはあれど、そのまま共感するところが多いなぁ、と思いながら読みました。

特に副題にもある「婚活して初めて気づいた、人生において大切な17のこと」は、ただただ納得。こちらは本だけですかね。「婚活も趣味も何事も、新しく始めるのに遅いということはない」「めんどくさいは傷つけたくない自分を守る方便。傷つくことを恐れたら、何も変わらない」「どんなに忙しくても習慣化すれば、それが日常になる。継続は力なり」など、婚活に限らず、40代として生きていく上で大事だな、と思いました。

今もネットで掲載が続いています。

otonasalone.jp

otonasalone.jp

そして、ネットで連載の続きを読んでいて、以前、感想をtwitterでお送りしてやりとりしたところ、大阪で出張があるということで、著者の浅見さんが研究室に来てくださいました。

浅見さんは、現在、働くアラフォー女性webメディア「OTONA SALONE」の編集長。これまでに『Ray』『ef』の編集、『S Cawaii!』の編集長をされてきたとのことです。すごいですよね。たぶん『S Cawaii!』は卒論指導のために、1回買ったことある(笑)。

お互いの仕事のことなどいろいろお話して、少しお願いしていた来年度の授業でゲスト講師について相談しました。出版業界やネットメディア関連のことをお話してもらえたらいいかな、と計画中。せっかくなので、使わせていただきます。

いつもながら、本にサインしていただきました。ミーハー。

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第126回大阪大学歴史教育研究会に参加しました。

1/25(土)、STiPSのイベントに出た後、遅れてですが、大阪大学歴史教育研究会にしてきました。

sites.google.com

佐藤さん@大阪大が「探究学習における問いの意義と問いづくりの方法」、皆川さん@産業能率大が「「歴史教育における「問い」のポテンシャル」」というテーマで講演され、最後に全体討論(というかワーク)がありました。

私は皆川さんの講演の後半からの参加となりました。皆川さんは「歴史教育「再」入門」の編者で、池尻くん@東京大が分担執筆している、ということから、twitter経由で本のことは知りました。歴史教育においても、歴史総合や探究などでアクティブラーニングなども含め、いろいろな工夫がなされていることを知り、参考になりました。また、本を読んで勉強したいと思います。

 

歴史教育「再」入門 歴史総合・日本史探究・世界史探究への"挑戦"

歴史教育「再」入門 歴史総合・日本史探究・世界史探究への"挑戦"

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 清水書院
  • 発売日: 2019/12/17
  • メディア: 単行本
 

途中参加で扉を開けたときに、会場がびっしりの参加者でびっくりしました。高校の歴史の先生も多いそうで、これまでの積み重ね(今回が126回)、今回の佐藤さん、皆川さんという登壇者、今回の企画者である猪原くん@大阪大 文学研究科らの努力、などが合わさった結果だったのでしょうね。猪原くんは、大阪大学FFP(大学院生向けの大学教員養成の授業)の参加者で、授業を受けた際に佐藤さんにぜひ話してほしい、ということだったそうです。盛会でよかったですね。

この研究会を主催されている、桃木先生@大阪大にご挨拶できてよかったです。京都外大時代にお世話になった、福原先生の後輩になるそうで。東洋史ですものね、なるほど。

 

「科学技術と社会をつなぐ推理ゲームの使い方 — nocobonでアクティブ・ラーニング!」に参加しました

1/25(土)に、大阪大学STiPS(公共圏における科学技術・教育研究拠点)が共催の『残された酸素ボンベ』出版記念ワークショップに参加してきました。

stips.jp

 

残された酸素ボンベ

残された酸素ボンベ

 

この本は、科学と社会をつなぐコミュニケーション型推理ゲームnocobonの紹介と実践例についてまとめられた本です。

1枚のカードに記された情報をもとに、出題者に対して、参加者が水平思考を用いて質問をしていき、謎を解いていく、というゲームです。

水町さん@大阪大COデザインセンターから参加しませんか、とお誘いいただいたのですが、nocobon開発チーム(東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教協教育高度化機構のメンバーだったそうです)見たら、福山くんいて、おお、と思い。2人が関わってるなら行かないわけにいくまい、ということで参加しました。

5名1グループでゲームを体験しました。5枚のカードがあったので、1人1回ずつ出題者をしましたが、質問もなかなかに難しく、いろいろな質問を考えて答えを導こうと試みました。

答えがわかると「なるほど」と思うものばかりで、よくできてるなぁ、と思いましたし、自分たちの分野でもつくることができそうだな、とも思いました。

中学や高校の授業(探究系とか)や、大学の授業(初年次教育など)での実践例も本にあるそうで、授業案とかがあれば、いろんな先生にやってもらえると思うので、初年次教育とかに向いてそうですね。

本はこれから出版だそうなので、また改めて書きたいと思います。

標葉さん@東工大は、縁あって、京大の学生のときに私のことを知っていたそうで。こわいこわい。悪いことはできませんな(してないけど)

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YouTubeチャンネル「中川先生のやさしいビジネス研究」ミーティング

中川さん@大阪大学大学院経済学研究科がYouTubeチャンネル「中川先生のやさしいビジネス研究」を開設されています。

www.youtube.com

twitter.com

先日、twitterで相互フォローになり、YouTubeチャンネルを開設したことを知り「阪大の先生でYouTuberって攻めてるなぁ」と思っていたのです。そんな中、年末にスタッフからYouTuberの話題を振られ、阪大にも、はなおじゃなくて、先生でやってる人いるよ、っていうことを言ったことから、家島くんを介して紹介してもらい、12/23に顔合わせのミーティングを行いました。

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いろいろな考えを持って取り組んでおられてすごいな、と思いましたし、教育学習支援部ではMOOCもやっているので、いろいろ連携や支援ができるといいな、と。

それで、1/11(土)のYouTubeチャンネルの打ち合わせに呼んでいただき、教育学習支援部からも私と権藤さん、学生スタッフ2名が参加しました。プロジェクトのメンバーとして参加されていた、スタートアップ系企業の若い方を中心にいろいろなお話を伺うことができ、勉強になりました。

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私自身もこれまでブログ(最近書けてないけど、、、)やFacebooktwitterInstagramなどいろいろなメディアで大学教員の日常を書いたり、授業に取り入れたりしているので、大阪大に異動してどんな風にやっていったらいいか、考えながら取り組んでみたいと思います。

 

近藤史恵「ときどき旅に出るカフェ」

海外の珍しいメニューを提供する小さなカフェを舞台に、日常のちょっとした問題を解決していく連作短編集。

ときどき旅に出るカフェ (双葉文庫)

ときどき旅に出るカフェ (双葉文庫)

 

優しい雰囲気ではありますが、会社のトラブルとか家族の問題とか、ちょっとほろ苦な内容もあって、ついつい、ちょっと考えてしまうこともありますね。連作なので、最後に全体を通してなるほど、っていう話もあります。

主人公の瑛子、店主の円(昔の同僚)をはじめ、登場人物も身近にいそうな人たちです。円は月の最初の8日間、休みをとっていろいろな国にいき、新しいメニューを開発する、ということで、出てくる料理が、オーストリアとかロシアとか、私は知らないものばかり。こんなお店があったら、みんな行きたくなりそうですね。

近藤史恵さんの作品は、長編でも短編でも、一気に読ませる力があるよなぁ、と思いながら読んでしまいます。

ベンチャーに行かなかった理由

最近、たまたまスタートアップ、ベンチャー関係の話をすることがありました。そして、こんな記事を見ました。

blog.tinect.jp

私は学部4年、大学院修士1年のとき(1996年~1997年)に、ベンチャーのプロバイダで働いていました。ユーザーサポートをメインにいろいろな業務をしていましたが、最終的に、私はそのプロバイダが発行するメールマガジンで記事を書き、広告を集めたりもしました。まぐまぐがスタートしたころですね。

思えば、今でいうネットライターみたいな仕事で、結構はしりみたいなことをやってたんだな、と考えることがあります。

その後、私は、ベンチャーなどに進まず、もともとの夢だった中高の数学教員からスライドして、大学教員、研究者の道を目指して博士課程に進学することになります。まあ、大学教員は、研究者としてはフリーランスに近いところはあるので、ある意味特殊な仕事ではありますが(研究活動だけでは利益をあげられないですけど)。

今のような仕事をしていると、時々「なんでベンチャーやらなかったのですか?」と聞かれることもあるのですが、単純に、自分には向いてないな、と思った、ということです。やってみたら、もしかしたらできたかもしれませんが、多分気持ちが続かなかったろうな、と思います。

この記事で「彼らの中で、「大企業にはなく、ベンチャーで得られるもの」は、つまり「ショートカットして(お金、名誉、インパクトなどの面で)成り上がるチャンス」に他ならない。」とあります。私は、たぶん、それ自体にはあまり興味がなかったのかな、と。

スタートアップ企業に就職すると、いろいろな裁量や決定権は早い段階で獲得できる可能性が高く、面白いと思います。その分、責任やリスクは増えますよね。ベンチャーしかり、自営業しかり、責任をどれだけ自分で取れると思うか、ということはかなり大きいところだろうな、と思います。面白そうだな、と思う反面、大変ですよね。

これからスタートアップや起業について少し考えてみる機会が増えそうなので、とっかかりに少し昔を思い出してみました。