吉藤オリィさんにインタビューしてきました。

CIEC(コンピュータ利用教育学会)の編集委員として、編集委員長の横川さん@神戸大と一緒に、吉藤オリィさんにインタビューをしてきました。

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オリィさんとは、3年前に京都外大で開催された国際会議ICoME2016に参加していただいた際にご挨拶させていただいていました。岸さん@明治大、森田さん@早稲田大との共同研究の発表があったからですよね。

田町にあるオリィ研究所に。かっこいい。オリィ研究所は、”孤独化の要因となる「移動」「対話」「役割」などの課題をテクノロジーで解決し、これからの時代の新たな「社会参加」を実現します。”とあります。

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Orihimeは、遠隔操作でありながら「その場にいる」感覚を共有できる分身ロボットとして開発され、ALS患者や身体障害者の方などがコミュニケーションや仕事をするために活用されています。

オリィさんが渋滞に巻き込まれているということで、最初の20分ほどは、Orihimeを使ってのインタビュー。私からは「サイボーグ革命」を読んでの質問などをさせていただきました。インタビューを通して、遠隔コミュニケーションのあり方、なども体験しました。うなずき、あいずち、ちょっとした視線など、ロボットでどのように表現するか、というのは興味深いところですね。最近は、遠隔系の研究をしていないのですが、またしてみてもいいかも。

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到着されて、対面になってからは、改めてオリィさんの頭の回転の速さを感じながらのインタビューとなりました。質問に対する回答はもちろん、明るい未来に向けた考えなど、とても興味深いものでした。

大学教員としては、教育が提供できることや可能性を再考する機会となりました。学生に興味や関心をどうやってもってもらうか、明るい未来を提示できるか。そして、自分自身が若い人から学ぶ姿勢でいれるか、学び続ける気持ちを持てるのか、ということを考えました。先日のFDフォーラムのシンポジウムと関連しますが、人生100年時代にどのように学んでいくのか、考えていきたいです。

6月に発行される論文誌にインタビューが掲載される予定なので、その時にまた紹介させていただきます。

 

サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~

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