2017年、始動。

元旦。家で少しのんびりして、ホリーズカフェに行って、年賀状書いて、ちょっと仕事して、河原町近辺を散歩。

昨年12月に少しブクログtwitter用)や読書メーターFacebook用)を書くようにしていたのですが、止まってたので、再開。長く書いたやつは、ブログにも転載。続きますかね。

まあ、気ままにやればいいですよね。

そういえば、2017年は素数です。平成29年も素数ですね。テンションあがりますよね(笑)。

id.fnshr.info

太田省一「SMAPと平成ニッポン」

SMAPを平成の日本(特にエンタメ関係)を関連づけながら解説した1冊。 昨年末にSMAP、ジャニーズ関連の新書が多数出ましたが、太田省一氏の本は数冊読んでるので、まずはこれから読んでみました。 

 

平成のエンタメ業界の歴史をざっくりおさえるのにもいい本だと思います。

SMAPがグループアイドルの歴史を変えたということ、平成のドラマ、バラエティ、音楽の変遷に適応していったということが、わかりやすく説明されていると思います。

SMAPが結成されたのが1988年(昭和63年)、デビューしたのが1991年(平成3年)ということを考えると、本当に平成とともに歩んできたグループだ、という感じですね。

ジャニーズも、SMAP以前、以後で大きく変わる、ということを改めて確認しました。
それまでのグループはほとんど解散してますからね。たのきんトリオ(正式なグループじゃないけど)、シブがき隊、少年隊(解散してないけど)、光GENJI男闘呼組、少年忍者、など。

カウントダウンライブなんか見てると、だいたい1名だけがジャニーズとしてはめだってる感じですかね(近藤真彦東山紀之佐藤アツヒロ岡本健一あたり)。

SMAPがいたからこそ、グループアイドルはバラエティやMCなどに活動の幅を広げ、メンバーそれぞれが個人で活躍し、その上でグループとして長く活動できる、という状況になったと言えるでしょう。

嵐やNEWSなどを見ていると、特にそう思います。相葉くんなんかは嵐の中では出てくるの遅かったですよね(ジャニーズファンからすると、少し違うのかもしれませんが)。それが紅白の司会ですからね。

SMAP×SMAP」の最終回は最後だけ見ました。葬式感がすごいな、と思いました(そういう書き込みが多く見られましたね)が、まあ、あれでよかったのかもしれません。解散についてはいろいろあるのだと思いますが、SMAPとは同世代なので、これからの活躍に期待するばかりです。

今の学生は、SMAPが最初あんまり人気なかった、とか、アイドルがバラエティに出る、ということを体感してないんだな、ということを再確認しました。まあ、そりゃそうか。

1月の授業で、また話す機会があればいいかな、と思います。

ジャニーズの歴史をおさえるには、この本がいいですかね。

 

ジャニ研!: ジャニーズ文化論

ジャニ研!: ジャニーズ文化論

 

 

2016年も、おしまいです。

気がつけば、2016年もおしまいです。

この3日間は、ほんとに泥のように眠ってました。

みなさまには、今年も大変お世話になりました。

今年も、いろんなことがあった1年でした。不十分なところが多かったと思いますが、少しは新しいことに挑戦できたとも思います。さすがに、身体には気をつけようと思います。

よいお年をお迎えくださいー。

40すぎのイケてないおっさん大学教員が、カリスマ美容師に髪を切ってもらった件

先日、薦められて、カリスマ美容師に髪を切ってもらうことになりました。新しい経験をしてみよう、ということですね。ということで、今回、東京出張にあわせて行ってみました。

人生でほとんど散髪屋にしか行ったことがありません。美容院に行くこと自体、24年ぶり。大学に入った時、ちょっとはかっこよくなりたい、と思った時があって一度行ってみたのですが、結局1回でやめてしまいました。ここ数年は1000円カットに行ってます。実のところ、散髪屋や洋服屋での会話が苦手な私です。。。

ということで、「ヘアサロン air」のGINZA tower店へ。お店について、カードに記入。待合室にいるのも、落ち着かない。。。

www.air.st

今回、切ってもらったのは、木村直人さん。多くの有名人のカットやヘアメイクをされています。アルファブロガーでもあり、よく読んでいます。

naotokimura.tokyo

ということで、対面。おお、ブログの写真と一緒や(当たり前)。大学教員ということで「白衣とか着ますか?」とか尋ねられ、「すいません、着ません。。。」といったやりとりをして、「さわやかな感じにしましょう」「少し白髪あるんで、カラー入れましょう」「もうちょっと白髪多いと活かす方法もあるんですが、この量だと染めたほうがいいですね」ということで、染めることに。人生初。

お店に入って、まずは髪を洗って(まず、後ろに倒されるやつなので、おお、という感じ)、カラーリング。どきどき。

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雑誌が前に置かれ、飲み物を聞かれて、さらに挙動不審に(苦笑)。とりあえず、雑誌読んでみました。

そして、2度目の洗髪。座る場所があちこち移動するのにも、どぎまぎです。

その後、カットしてもらいました。これがカリスマ美容師の技術か(たぶん、よく分かってない)。ただ、なめらかで立体的に切っている感じはしました。普段ワックスなんかもつけない、という話をしたら、それでいけるように(できたら、つけたほうがいい、とは言われましたが)切ってくれたそうです。違いがあるみたいですね。なるほど。

3回目の洗髪のあと、セットしてもらいました。少し若くなった感じはあったかも。美容室で写真撮ればよかったのですが、、、。あと、自撮りに慣れてない感(苦笑)。

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当たり前ですが、一流と呼ばれる人には、一流たりえる理由があるのだな、というのは、感じました。

とにかく緊張しましたけど、新しい経験ができてよかったです。なるほど。どっちにしても、ちょっとこざっぱりしないと、ですかね。

今回、まだ顔面神経麻痺だったので、顔が大丈夫な時にまた経験してみようかしらね。

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授業で「逃げるは恥だが役に立つ」について説明してみる

10/31のお話、後半。

5限「日本現代社会論Ⅱ」。テレビ、というか、ドラマのお話。前回にどんなテレビを見るか、好きな番組は、ということを出席票に書いてもらった。かなり限られている。あまり見ない、という人も多くいます。

これを踏まえて、この10月から導入された総合視聴率、タイムシフト視聴率の話も含めて、テレビのシステムの話。

今の学生はCMの意味そのものをあまり理解していない(CMを放送することによって、その企業がテレビ局にスポンサー料を支払う)ことがわかったので、

・コンテンツを作成するための予算をどう確保するか、が、今の時代の大きな課題
・無料で見れたら消費者としては嬉しいけど、作り手からするとやりようがない、

ということを手を変え、品を変え、繰り返し説明する。それでも、ピンと来てない学生が結構。難しいね。

今クールはいいドラマが多い、と言われますが、その中でも注目されている「逃げるは恥だが役に立つ」について。マンガが原作、新垣結衣星野源という主役、石田ゆり子のポジションとinstagramの開始、「恋ダンス」の(作り手からすると予想外?の)流行、について説明。

www.youtube.com

「恋ダンス」は、忘年会に向けて、みんな踊れるようになるんでしょうか。まずは「踊ってみた」映像が跋扈する感じですね。すでにInstagramには結構あがっているようです。

mdpr.jp

www.tbs.co.jp

驚いたのは、第1話~第3話のダイジェストを公式YouTubeにあげていること。これは、あまりなかったはずで、リアルタイム視聴率をあげにきている、という狙いですかね。どうなりますか。

www.youtube.com

しかし、星野源、ほんとに人気あるよね。

移動して、7限、同志社「教育方法論」。プレゼンの方法、授業への導入、NHK for School の分析についてのペアワーク。結構いい感じで盛り上がりました。
今日はフル稼働しました。週末の分を、少しは取り返せたかな?

昔より事件は減っているのに、なぜ増えているように感じてしまうのか?

10/31のお話、前半。

週末、泥のように眠ってしまったので、朝早く起きて(というか、夜眠れずに)大学へ。

たまっているメール返信にいそしむ。その後、教務系業務、事務仕事、授業準備。
午後、メディアセンター定例会議。なぜか、途中で電話がなりまくる。その後、しばらくいたら、たまたま電話に出れる人がいなかったので、電話に出てみる。仕事した感(笑)。

4限「言語と平和2」。平和とは何か?、平和ではない状態とは何か?について、キーワードを出してもらって、共有。そのあと、暴力について、直接的暴力、構造的暴力、文化的暴力の説明、分類。難しかったみたい。たしかにね。

興味深かったのは、グループ作業の中で、「治安のいい状態」みたいなのがいくつかキーワードに出ていて、話を聞くと「最近、ニュース見て、物騒って思うから、親も言うし」みたいな言動が出てきた。みんなそう思っているらしい。

しかしながら、犯罪件数や殺人事件は減っており、特に少年事件も減っています。

www.buzzfeed.com

 

「1960年前後をピークにして、少年による凶悪犯罪は減少傾向にありました。1990年代後半に、酒鬼薔薇事件などで少年が引き起こした凶悪事件が増えたと言われましたが、犯罪統計的にはまったくの誤りです。実際には減っていました」

「この10年、とりわけ直近5年の間に少年事件には大きな変化が生じています。少年事件全体でさらに減ったのです。子供の数が減ったというだけでは説明がつきません。人口比(少年1000人あたりの検挙・補導された人数)でも減っているからです」

と上記の記事でのインタビューには書かれています。

以前に比べて、事件が減ってる分、よりセンセーショナルにメディアが扱う、ということが起こっていて、印象操作?されている、ということが言えるかもしれません。

この点について、急遽、授業中に補足説明を入れました。学生にとっては、そうなんや、という感じだったようです。

年齢を重ねると、どうしても昔が良かった、という気持ちから、記憶をいいほうに修正する傾向がでてきますが(昭和はよかった、みたいな(笑))、暴力問題のみならず、ゴミのポイ捨てなどのマナー面でも昔より随分よくなっていることがわかります。

来週の講演などでも話をしようと思いますが、大人(特に有識者)は、きちんとデータに基づいた論理的な説明ができるようにしておく必要があるな、と思います。

その分、構造的暴力の仕組みがよりわかりにくくなっているところがあるので、この点をどうやって理解してもらうか、というのが難しいところだな、と授業をしていて、改めて感じました。