卒業式

今日は京都外国語大学の卒業式でした。

毎年のことになりますが、ゼミの運営については、うまくできなかったこと、十分に指導できないこともありました。みんなをもっと勉強させないといけなかったな、と反省しつつ(苦笑)、ゼミ、楽しく過ごしました。あと、卒業式に、卒業生が来ていて、久しぶりに会うこともできました。元気そうで何より。

毎年のことですが、京都外大を卒業するみなさんへ。

みなさんは、これからさまざまな場で活動することになります。大学で学んだことが(直接ではないかもしれませんが)必ず役に立ちます。

そして、「みなさんは、これからも一生学び続ける」必要があります。大学では”学ぶための力”を身につけてきたと思います。いろんな人、いろんなことから、学ぶことを続けてほしい、そう願っています。

いつも言っていることなのですが、京都外大に在籍していること、卒業したことに誇りを持ってほしいと思います。うちはいい大学ですからね。

今年は私も一緒に京都外大を卒業することになりました。お互い、新天地でがんばっていきましょう。

改めまして、卒業おめでとうございます。

吉藤オリィさんにインタビューしてきました。

CIEC(コンピュータ利用教育学会)の編集委員として、編集委員長の横川さん@神戸大と一緒に、吉藤オリィさんにインタビューをしてきました。

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オリィさんとは、3年前に京都外大で開催された国際会議ICoME2016に参加していただいた際にご挨拶させていただいていました。岸さん@明治大、森田さん@早稲田大との共同研究の発表があったからですよね。

田町にあるオリィ研究所に。かっこいい。オリィ研究所は、”孤独化の要因となる「移動」「対話」「役割」などの課題をテクノロジーで解決し、これからの時代の新たな「社会参加」を実現します。”とあります。

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Orihimeは、遠隔操作でありながら「その場にいる」感覚を共有できる分身ロボットとして開発され、ALS患者や身体障害者の方などがコミュニケーションや仕事をするために活用されています。

オリィさんが渋滞に巻き込まれているということで、最初の20分ほどは、Orihimeを使ってのインタビュー。私からは「サイボーグ革命」を読んでの質問などをさせていただきました。インタビューを通して、遠隔コミュニケーションのあり方、なども体験しました。うなずき、あいずち、ちょっとした視線など、ロボットでどのように表現するか、というのは興味深いところですね。最近は、遠隔系の研究をしていないのですが、またしてみてもいいかも。

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到着されて、対面になってからは、改めてオリィさんの頭の回転の速さを感じながらのインタビューとなりました。質問に対する回答はもちろん、明るい未来に向けた考えなど、とても興味深いものでした。

大学教員としては、教育が提供できることや可能性を再考する機会となりました。学生に興味や関心をどうやってもってもらうか、明るい未来を提示できるか。そして、自分自身が若い人から学ぶ姿勢でいれるか、学び続ける気持ちを持てるのか、ということを考えました。先日のFDフォーラムのシンポジウムと関連しますが、人生100年時代にどのように学んでいくのか、考えていきたいです。

6月に発行される論文誌にインタビューが掲載される予定なので、その時にまた紹介させていただきます。

 

サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~

サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~

 

 

舞台 T-works「THE Negotiation」@HEP FIVEを観てきました

松井さん@京都外大にお誘いいただき、T-works「THE Negotiation」@HEP FIVEを観てきました。

t-works-works.com

T-worksは、”女優・丹下真寿美とプロデューサー・松井康人により結成されたプロデュースユニット。関西を拠点として活動している丹下真寿美の魅力を全国に発信するべく、年齢・拠点を問わず、ハイレベルな脚本家、演出家、俳優を集い、高水準の舞台製作を目指す。”で、今回が2作目とのことでした。

ホテルで行われる4名での商談が、いろいろな思惑が交錯しながら、おもしろおかしく進んでいく、というお話でした。

村角さんの脚本もよくできていましたし、俳優のみなさんの演技もすばらしかったので、思わずくすっとなったり、ひきこまれたりして、舞台ってすごいな、と改めて思いました。

新しい仕事では、交渉(ネゴシエーション)が増えると思うので、参考にしたいと思います、なんてね(笑)。

丹下真寿美さんは初めてで、役柄的にキリッとしたかっこいい女性な印象でしたが、終わってから少しお話したら、かわいい感じでもありました。

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ボブ・マーサム(村角大洋)さんは、舞台では3回目でしたが、昨年の「大田王」のときにはまってしまい、私にとっては、もはや何しても面白いです(笑)。今日もホテルマンとしての演技と口調で何回も笑ってしまいました。

ミーハーに写真とパンフレットにサインをもらいました。

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プロデューサーの松井康人さんの挨拶に「今回もなかなか大人な楽しい座組ができたのではないかと自画自賛しています。」「これからも「待っていたのではご一緒することはたぶんないだろうという方々と丹下真寿美をマッチングして新しい世界を体験する」というコンセプトのもと」とありました。とありました。シンポジウムなどの企画の際にも座組をかなり意識しているのですが、こういうところでの感覚も参考になるな、と思いました。もちろん、座組という言葉は、舞台のほうが本流なわけですが。

東京では、3/13-17にあるそうです。舞台に興味ある方があれば、ぜひ。

また、舞台など、ライブなものを観にいきたいと思います。

 

12年半住んだマンションから引っ越しました

2/24に12年半住んだマンションをあとにしてきました。まずは引っ越しの記録を。

年末に見積もりしてもらって引っ越し業者をアート引越センターに決め、スケジュールの確定。出す日と受ける日が2日あく、ということで、2/23、25ということに(最初は、2/25、27にしたのだけど、2月契約満了だと25までに出ないといけないことが分かり、変更に)。

www.the0123.com

2月から、ちまちま荷造り。小説やDVD、食器などはこれを機にほぼ処分。買取王子などにどんどん送りました。食器はセカンドライフに寄付。

www.kaitoriouji.jp

www.ehaiki.jp

最後の1週間は出張も多くて間に合わないかもと思ったので、とりあえずどんどん段ボールにいれる感じになりました。

2/23の午前中に荷物の搬出。作業員は3人。2トントラックで一杯くらいの荷物。家電(テレビ、冷蔵庫、プリンタなど)は梱包してくれるので、なにもしなくてよかったです。4階でエレベーターなし、なので、大変そうでしたが、作業は順調。

夕方に廃棄物を業者「京都片付け110番」に処理してもらいました。最初は、洗濯機、本棚、机、テレビ台といくらかくらいかと思っていたのですが、整理していくとこれもいらない、あれも捨てないと、みたいな感じでで思ったより多くなってしまいました。。。頼んでいた軽トラックに乗るかどうか微妙でしたが、なんとかなりました。こまめに捨てておかないとだめだな、と改めて思う次第です。しかし、こちらはいろいろなものを全部まとめて捨ててくれるということで、助かりました。

kyoto-kataduke110ban.com

12年も住んでいると、荷物も格段に増えていたり、古くなっていたりしますね。だいぶ捨てたつもりですが、まだまだ整理しないとな、と思います。あと、今度の家では、もっときれいに使わないとな、、、。

 

村田沙耶香「消滅世界」

消滅世界 (河出文庫)

消滅世界 (河出文庫)

 

知り合いに薦められて、地方入試の際に読んでみました。村田沙耶香は「コンビニ人間」を読んで、”すごくおもしろい、でも、こわい”と思ってましたけど、この作品を読んで、本当にただただこわい、おそろしい、という感想でした。

セックスが古いものとなり、夫婦(家族)とはセックスしない、夫婦以外に恋人をもつ。人ではなく、二次元も愛の対象。結婚や家族という概念が徐々になくなっていく、という世界の話。

SFではあるけど、実際にありえない、とは言い切れない話で、恋愛や結婚、家族というものを考えさせられつつ、背中がちょっと寒い感じになりながら、ページをめくりました。

また、村田沙耶香、読んでみようかと思います。

昔の自分の言葉に、ぐさっとくる

先日、バイト時代の後輩と飲みに行きました。最近の仕事の話や近況から、昔の塾講師のバイト時代の話もいくらかしました。そんな中、私が言った言葉を結構覚えている、みたいなことを言われました。

「日々精進、日々努力」「気合、気持ち、根性」という、生徒たちに言っていたキャッチフレーズみたいなものがあったんですよね。当時はうちわをつくったりしてました。なつかしい。

あと、「世話してもらった分は、若い人に返していけばいい」ということを言っていたそうで、心に残っている、と。これは大学のクラブなどでよく言われていて、若い頃から今もずっと心がけていることなので、当時でも実行できていたのかな、とそこは安心しました。当時からバイトの新人とか若手を集めて飲みに行ったりしてましたね。

ただ、後輩が落ち込んでいる時に、その様子を見て、私と校長(私より10歳上)が、「明けない夜はない」と言っていたそうで。20代なかばでえらそうなことを言ってるな、、、と(汗)。まあ、当時はほんとに慇懃無礼なことが多かったよなと反省が多いです。

まあ、若かりし頃の自分から、今の自分に「明けない夜はないぞ」と言ってもらいますかね(笑)。がんばります。

 

ご報告(京都外国語大学の退職について)

本日のゼミで、今年度の授業が終了しました。

私、この3月で、京都外国語大学を退職することになりました。4月から、他の大学に異動することになります。

3月20日の卒業式のときに報告しようかとも思いましたが、2月、3月と異動の準備もありますし、卒業生のみなさんなどに対して早めに知らせたほうがいい、ということもあり、このタイミングで報告させていただきます。

昨年末から少しずつ教職員のみなさんなどにご報告しており、今日、京都外国語大学の教員として最後の授業となったゼミの最後に学生に初めて報告しました。まだ直接ご報告できていない方もいらっしゃると思いますが、どうかご容赦ください。

大学院を修了後、2002年に京都外国語大学に講師として着任してから、17年間勤めました。京都外大はとてもいい大学で、感謝の念しかありません。またお礼などは3月末に書きたいと思いますが、あと2ヶ月精一杯勤めたいと思いますし、来年度も非常勤として授業やゼミ(月3、4)は担当できるので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。